"若い人は個性的であるべきだ、などと言われることが多いようですが、それはそう信じさせておいたほうが世の中にとって都合がいいからであって、実際に仕事を始めれば個性なんて誰も重視してないことを痛感させられます。映画という仕事も同じです。個性、いわゆる作家性などと言われるものは、きちんと一本の映画を作った、その先に存在するものであって、結果的として作品に表出するものなのです。

僕もそうでしたが、若い頃はさまざまな事柄、とりわけ自分自身に対して幻想を抱きがちです。夢を持つことは大切ですが、幻想という厄介なものから自分を解放しなければ、個性が尊重される場などほぼ皆無である社会で悩みが増すばかりです。幻想を捨てるなんて、そんなの夢も希望もないじゃないか、と思われるかもしれませんが、夢や希望を持つためにこそ幻想を捨てるべきなのです。

誤解を恐れずに言うなら、学生にとって勉強することそれ自体は、さほど重要なことではありません。 重要なのは、何者でもない自分を知り、社会に出て生きるための「動機」、大人になるための「動機」を見出すことなのです。"

押井守 [ 東京経済大学 ] (via nsx) (via iro) (via jinakanishi, yagik)
2008-02-18 (via gkojay) (via konishiroku) (via naoahiru) (via kiri2) (via clione) (via h-yamaguchi)

1 year ago

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