"[…] この人の書くものは、異次元解釈や明らかに間違っているモノも多いけれど、こういう見事なエントリがあるから目が離せない。氏の自分のエントリに対しての自己コメント「絶望の不足」もアッパレ。
僕は経済学については未だ勉強中だから、産業構造と生産性の話については何も言えないけれど、人口動態については、これはもう本当にヤバイという実感を持っている。一昨年から疫学の勉強を始めたのだが、その派生として人口学について、例えば稲葉寿さんのダイナミカルモデルに基づいたシミュレーションや、河野稠果さんの形式人口学も囓っている。
自分なりに把握しているその学問から帰結される結論は、どの仮定のどのモデルを用いても、もうどうしようもなく人口低下を避ける手段がなくなっているような状況が現在だということだ。まだ2005年-2025年の間は比較的人口減少の速度が緩いから、今の時期はある程度の希望はあるのだが、ここでどうにかしないと、本当にどうしようもなくなる。つまり今がラストチャンスなのだ。そしてその原因は単に女子の晩婚化の問題だけではなく、なんらかの結婚出生力の構造的な変化があったことはほぼ疑いのないことなのだ。それなのに、日本は国際人口流動が非常に低いままだし、この間のフィリピン人家族の強制送還問題なんてのに象徴される、移民を制限するアホなポリシーを強化し続けているのだ。このままだとジジババばかりで活力のない淀んだ世の中のイメージが浮かんでくる。もうこうなったら、Clive Owenの主演で映画にもなったSF小説”Chilrdren of men”の世界に突入じゃないかとさえ思う。
そしてこのような将来の人口動態を考えると、生産性の向上も産業構造の転換なるものも起きにくいということは直感的にわかる。だから、日本の将来に対して根拠のない不用意な希望を抱くよりも、最悪の事態になるかもしれないという蓋然的な思考で、自分の息子・娘達の世代に何か残すことができるようなものを、合理的な手段で作っていこうと思っている。そしてそのような事業を進めるために、プログラムを書いたり、数理科学の勉強をしたり、事業計画を立てたり、人と交渉したり、子育てをしたりしている。"

wrong, rogue and booklog: re: 希望を捨てる勇気

現状維持すら不可能だというのが現実じゃないかと思う。そして限られた資源を奪い合っている。かつてのソ連。唯一可能なことは、このソ連的状況が瓦解した時に生き残る準備。そしてやりたいことはとっととやってしまうこと。

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3 years ago

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